ボルタレンジェネリックについて

ボルタレンジェネリックについて

まず、ジェネリック医薬品とは、新薬(先発薬ともいう)に続く、後発薬のことになります。後発薬と新薬との違いは、以下の通りになります。

 

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新薬(先発薬)

開発までに相当の年月と開発費を要し、先発薬として世間に市販された医薬品のことを指します。

 

後発薬(ジェネリック医薬品)

新薬の特許の有効期限が切れて、新薬と同じ成分で開発された医薬品になります。

 

新薬と後発薬の大きな違い

それは、ずばり、値段の違いになります。

 

後発薬は新薬と比べて、開発費などのコストがかかっていませんので、新薬同様に同じ有効成分を使用していますが、コストの関係上もあり、値段の差が新薬のおよそ1/5~1/10程度で販売されていることがあります。

 

このことから、新薬の実績を引き継いだまま、値段でのコストパフォーマンスを抑えた優れた医薬品とも言えます。

 

では、ここでボルタレンの後発薬(ジェネリック医薬品)にはどのようなお薬があるのかを紹介したいと思います。

 

 

・ジクロフェナックAL50
ジクロフェナックAL50は、1974年にスイスにある「ノバルティスファーマ」という製薬会社が開発した医薬品になります。ボルタレン同様に有効成分「ジクロフェナックナトリウム」を配合したボルタレンの後発薬(ジェネリック医薬品)になります。

 

 

-ノバルティスファーマ社の概要-
スイス・バーゼルに本拠地を置く、国際的な「製薬・バイオテクノロジー企業」になります。

 

ノバルティス社は主に、研究部門や医療製品の開発部門、または製造及びマーケティング部門の3部門で構成されています。

 

医療用医薬品や医療機器の他に、薬局などで販売される一般用医薬品や動物用医薬品の他に、健康食品、コンタクトレンズまでも取り扱っている会社になります。

 

「チバガイギー社」と「サンド社」という、スイスを拠点とする製薬会社の2社が合併にして、1996年に設立されました。

 

その実績は医薬品企業の中で、現在のところ、なんと「売上高世界ランキング第1位」になる信頼ある会社になります。

 

また、フォーチュン誌の『世界で最も称賛される企業2013』においても、3年連続で医薬品企業「ナンバー1」に選ばれているほどです。

 

会社名の「ノバルティス」は、「新しい("Nova")」と、「芸術、技術("Artis")」の組み合わせによる造語が由来とされています。

 

-ボルタレンジェネリック(ジクロフェナク)の作用機序と消炎鎮痛剤について-
人間は、怪我などで傷を負った状態で体を動かすと、さらに体を壊してしまいます。そのために、適度の痛みは人間の体を守るためにとても重要な“シグナル”になります。

 

しかし、必要のない時まで痛みが酷く続くようであると、日々の日常生活に支障が出てきてしまいます。

 

また、風邪をひいたときには、体温が上昇し、発熱が起こりますが、このときの熱は風邪の原因である、病原微生物の活動を抑制するために必要な反応になります。

 

基本的には、この熱を抑えるべきではありませんが、発熱によって体力そのものが著しく減少してしまう場合などには、必要に応じて熱を下げる必要もあります。

 

以上のように、これら痛みを抑えたり、熱を鎮めたりするお薬として「ジクロフェナク(ボルタレンジェネリック)」が使用されます。ジクロフェナクとは「NSAIDs」と呼ばれる種類のお薬になります。

 

 

ジクロフェナク(ボルタレンジェネリック)の作用機序
まず、痛みが起こるメカニズムはとても単純であり、それは「痛み物質」が体内で生成されるために起こります。ようするに、この「痛み物質」の生成を抑制することが可能であれば、苦しい痛みを抑えることができます。

 

その痛み物質とは、「プロスタグランジン(PG)」と呼ばれる物質になります。まず、炎症が起こると痛みが体に現れますが、この炎症箇所で放出される物質がこの「プロスタグランジン」になります。

 

この「プロスタグランジン」の作用によって痛みがさらに増大されていきます。また、風邪のときなどは、脳で「プロスタグランジン」が作られると、体の熱を上げるように作用します。

 

つまり、この「プロスタグランジン」の作用によって体温上昇が起こるということになります。このように、「プロスタグランジン」の活動を抑制すれば痛みを和らげたり、体温を下げることができます。

 

 

プロスタグランジン(PG)
上記の場合、この痛み物質「プロスタグランジン」は酵素によって生成さていきます。そして、この「プロスタグランジン」の合成に関わる酵素を「シクロオキシゲナーゼ(COX)」と呼びます。

 

「シクロオキシゲナーゼ(COX)」により、痛みや体温の上昇に関っている「プロスタグランジン」が作られるので、「シクロオキシゲナーゼ(COX)」の阻害すれば「プロスタグランジン」生成の抑制ができます。

 

こうした抑制効果の結果、苦痛だった痛みを和らげ、さらに体温を低下させることが可能になります。

 

 

NSAIDsの作用機序
このように、プロスタグランジンの酵素を阻害することで痛みや、体温を上昇させる物質の働きを抑制するお薬が「ジクロフェナク(ボルタレンジェネリック)」になります。

 

ジクロフェナクの特徴
一般的には炎症・痛み、または発熱を抑える「ジクロフェナク」などのお薬などは、総称して「NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)」と呼ばれます。

 

炎症を抑えるお薬として、一般的には「ステロイド」が代表的ですが、この「ステロイド」とは作用機序が違うため、ジクロフェナックは「NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)」と表現していることになります。

 

また、「NSAIDs」の中でもこの「ジクロフェナク」の作用はとても強く、強力に痛みや炎症、さらに発熱を抑えることが可能です。

 

通常、個人差にもよりますが、錠剤であれば約30分以内程度に効果が現れるので、素早く痛みや発熱などの症状を緩和するこができるのもこのお薬の特徴ともいえます。

 

ただし、この「NSAIDs」の副作用としては、新薬の「ボルタレン」同様、胃腸障害(胃潰瘍など)があると言うことです。

 

「プロスタグランジン」は炎症を引き起こす物質になりますが、同時に胃粘膜を保護するという役割も担っています。

 

そのため、「プロスタグランジン」を阻害してしまうと、痛みや発熱は抑えることができますが、同時に胃粘膜の保護機能を低下してしまうので、副作用として胃腸障害などを引き起こしてしまうのです。

 

副作用としては、胃痛、潰瘍、などが引き起こされる結果になります。こうした効果と副作用があるのが、「ジクロフェナク(ボルタレンジェネリック)」になります。

 

また、副作用の胃腸障害を避けるため、空腹時の服用はボルタレン同様、避けることをオススメいたします。

 

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